【0歳児向け絵本】Sassyの「にこにこ」レビュー!赤ちゃんが笑う理由とは?

ズバリ、結論から言うと、Sassyの「にこにこ」は、0歳の赤ちゃんにとってもおすすめの絵本です。うちのはるくんも、毎回目をキラキラさせ、夢中になって読んでくれます。

発達心理学を研究し、デザインされたトイブランドSassyのキャラクターが登場する、赤ちゃん絵本の大定番。Amazonの紹介文の先頭にこう書かれています。

目と脳を育むSassyのえほんシリーズ、まずはこの一冊!

ママリ口コミ大賞2022年春・2023年・2024年と3年連続「0歳むけ絵本部門」で受賞した一冊。シリーズ累計150万部を売り上げている「Sassyのあかちゃんえほん」シリーズの代表作と言ってもいいのではないでしょうか。

Sassyのあかちゃんえほん にこにこ 単行本 – 2016/9/17 Sassy/DADWAY (監修), La ZOO (著, イラスト)

この表紙を見ると、一発で「Sassyのシリーズだ!」と分かるくらい特徴的なイラスト。全編通してこういうはっきりした色使い、はっきりした顔立ちのイラストが続き、赤ちゃんの目を釘付けにします。

我が家のファーストブックは「しろとくろ」で、文字通り白黒の本でしたが、こちらは色が目を引く一冊となっています。

「Sassyのあかちゃんえほん」シリーズの特徴は、何といってもそのカラフルでコントラストの強いイラスト!「にこにこ」は表紙にお日様の絵が「どんっ!」と描かれていますが、黒地に黄色と赤のビビッドカラーが非常に印象的です。

また、赤ちゃんはパーツがはっきりした左右対称の顔や、規則正しい模様の絵を好むと言われており、この表紙の太陽は、まさにその赤ちゃんの好みを具現化したものと言えます。

ストーリー性よりも、言葉のリズムを楽しむタイプの絵本です。赤ちゃんが大好きな、リズミカルな音の流れが心地よく、赤ちゃんの心を掴んで離さない作りになっています。また、楽しい音の響きが赤ちゃんの脳に響き、発話を促す効果もあると言われています。

「ぽんぽんぽんぽん ぽーん ぽん!」「てんてんてんてん ででん!」など読み聞かせしている大人まで楽しくなってしまう言葉が全編に散りばめられています。

「カミカミみつばち」など、実際に販売されているおもちゃのキャラクターが本の中に登場します。手に触れて遊んでいるおもちゃが本の中にも出てくることで、絵本と現実を関連づけて考えることができるようになると思います。

ちなみに、我が家のカミカミミツバチくんはこのカラー。「にこにこ」に登場するみつばちと同じカラーです。たまに本とおもちゃを見比べているようです。

上の3つのポイントで述べたことがそのまま知育の観点からみた「にこにこ」の魅力です。

まずは、コントラストの強いはっきりしたイラストにより、まだ視力が未発達な赤ちゃんでも視認しやすいという特徴があります。これにより早期から赤ちゃんの目に訴え、視覚の発達を促します。生まれたばかりの赤ちゃんは、見るものが全て白黒で、極めて近いところにしか焦点が合わせられないそう。そこから徐々に遠くのものに焦点が合うようになり、また赤や黄色の色が見えるようになってくるようなので、まさにこの本が0歳児の世界を広げる手助けをしてくれるのです。

また、楽しい言葉のリズムに赤ちゃんが夢中になるのはもちろんですが、「ぼくもまねしてみよう!」と思わせ、発語を促す効果があるようです。本の中に登場する言葉は、どちらかというと「音」であり、ほとんど意味を持つものではありません。赤ちゃんも発達に応じて「あーあー」「ぶっぶっぶー」といった意味のない言葉(喃語)から発し始めますが、そのバリエーションを増やすことができるのだと思います

そして、販売されているおもちゃのキャラクターが本の中に登場するのも魅力だと思います。現実世界で触ったり噛んだりしているキャラクターが登場することで、「あ!ぼくが持っているおもちゃと同じ姿の子がいる!」と気づき、本と現実のリンクさせて考えることができるようになります。本の中のものと現実のものを同一視する感覚と同時に、本と現実の世界を区別するという訓練もできるのではないでしょうか。

うちのはるくんが絵本に触れ始めたのは生後2ヶ月頃から。この「にこにこ」は初期に買った本のうちの一冊で、はるくんにとって「絵本って何?」という時代から読み聞かせしている本です。

買ったばかりの頃は「はて?なんだこれは?」といった感じの目で、めくられるページをぼ〜っと眺めているだけでしたが、7ヶ月になろうとしている今となっては、ハイコントラストな絵とリズミカルな言葉にすっかりハマってしまっている様子。表紙を見せただけで「あ!今から読んでくれるのかな!?」とニコニコし始めます。朝、昼、夕と読んでいますが、今なお大好きなようです。

「てんてんてんてん ででん!」のページが特にお気に入りで、顔をくしゃくしゃにして笑います。その顔を見て、読み聞かせている親も笑顔になってしまいます…うちの子は「ぽんぽん」や「てんてん」といった、「ん」がつく弾むような音が好きかもしれません。好きな音が徐々に増えるよう、いろいろな言葉を聞かせてあげたいと思います。

Amazonの紹介文にもある通り、0歳児にとって「まずはこの一冊」と言って良い本だと思います。コントラストが高いはっきりした絵なので、まだ世界を白黒でしか認識できない赤ちゃんでも、ぼんやりながら絵本の世界を視認することができるのではないでしょうか。

視覚に強く訴えるので、早い段階から目の発達を促すことができます。目が早く育てば、それだけ早く様々な情報を取り入れることができるので、結果的に脳の発達や知識の吸収も早くなると思います。

また、軽やかな言葉選びはよく考えられており、赤ちゃんも大人も一緒に楽しめます。発話を促すとともに、音楽に通じるリズム感も養ってくれる一石二鳥の効果があると考えられます。

我が家のファースト絵本は「しろとくろ」でしたが、「にこにこ」が最初の一冊でも後悔はしなかったと思います。それだけ素敵な、私たち夫婦もおすすめの本です。

ほか、我が家で読んでいる絵本はこちらです。今後も追加予定ですので、よかったら覗いてくださいね^^

ランキング参加中!よろしければ「ポチッ」とお願いします!

ブログランキング・にほんブログ村へ

Sassyのあかちゃんえほん にこにこ 単行本 – 2016/9/17 Sassy/DADWAY (監修), La ZOO (著, イラスト)