結核予防のためのBCGワクチンを接種してきました。最近は、生後5ヶ月〜8ヶ月で接種することが推奨されているようで、1歳までには受けるように、という流れになっているようです。私たちが子供の頃は、小学校でみんな一斉に受けていたような気がするんですが…時代は変わったんですね。
生後の予防接種ラッシュもこれで一段落です!
結核は過去の病気だからBCG接種は受けなくて良い…?
確かに、結核という病気は昔に比べて新規感染者数が大幅に減り、一見「過去の病気」になったように思えます。国立国際医療研究センター病院のサイトによると、日本で結核が猛威を振るった60年前に比べ、国内の新規感染者数は30分の1まで減少したそうです。
現在の新規発病者数は約2.2万人/年、つまり60年前の30分の1となり、一般の医療従事者の間ではまれな病気になりました。
しかし、実際のところ、私たちの身の回りには依然として結核の脅威が残っています。欧米の先進諸国に比べれば、日本はまだまだ患者数が多いのが現状です。
それでも、「低まん延国」といわれる欧米の先進諸国と比べると患者数は3-5倍も高く、まだまだ日本は「中まん延国」です。
また、世界に目を向けると、結核に苦しむ国は今なお多く、そういった国からの患者の流入を防ぐのは難しいようです。
また、海外に目を向けると、結核は、世界人口の約3分の1が感染し、毎年1,000万人近い人々が発病する、まさに現代の病であり、エイズ・マラリアと並ぶ「世界の3大感染症」の1つに挙げられています。このような情勢下で海外からの患者の流入を防ぐことは困難で、実際に国内での外国人の結核発病者の割合は増加しており、20歳代では実に約4分の1の患者が外国籍となっています。
結核も、現在は薬で治る病気になりましたが、かかると辛いことに変わりはないと思います。予防接種で感染が防げるのであれば、それに越したことはありません。
肩に注射痕が残るのは可哀想…だけど…
ハンコ注射の痕は大人になっても残ることが多く、このことを気にしてBCG接種に抵抗があるという方も少なくはないと思います。実は、我が家もママがそれを気にしていました。
確かに、二の腕や肩に注射痕が残っていると、気にする人であれば夏場に着る服を選ぶのに苦労するかもしれません。特に女性であれば、ノースリーブなどを着るのに抵抗を覚える可能性もあるかと思います。
しかし、予防接種を受けずに将来結核に感染した場合、呼吸機能障害や肺真菌症などの後遺症が残る可能性もあります。そのリスクを考えると、注射痕が残ることを可哀想とは言っていられません。
我が家でも、このことについてパパとママで少し話し合い、ママが納得してくれたのでBCG接種を受けることになりました。
あとは、針を刺す際の痛みがどう出るか…予防接種の時の鳴き声だけは、毎回可哀想になりますが、ここは我が子のために心を鬼にしなくては…
泣かずに無事接種終了しました!
結論から言うと、はるくん泣きませんでした!ちょっと涙ぐんで泣きそうになりましたが、パパとママが「だいじょうぶ!だいじょうぶだよ!はるくん!」と励ましたおかげで(?)なんとか堪えられたようです。頑張りました!
接種会場には大勢の子供が来ていましたが、全体的にみてもあまり泣いている子はいなかったように思います。泣く子はだいたい3〜4人に1人くらいでしょうか。これまでの5種混合ワクチンなどの接種に比べると、とても平和な注射でした。
針が9本もあるし、しかも2回も刺すので、かなり泣くのではないかと心配していたのですが、思いのほか針が細く、また深く刺さないので、普通の注射よりも痛みは少ないのかもしれません。
予防接種についてはいろんな考え方があると思います。針を刺して泣かせるのはもちろん可哀想です。ただ、今一瞬痛い思いをするのと、将来病気にかかって長く苦しい思いをするのとどちらが可哀想か?という観点で、我が家は今後も予防接種と向き合っていきたいと思います。
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