ズリバイからつかまり立ちへ!ハイハイを促す工夫と奮闘記

最近、うちの子がズリバイを始めてひと安心したところでした。

両手両足を一生懸命使って前に進む姿を見つめて、「さて、ハイハイに移行するのはいつのことかな…?」なんて思っていたら、それを飛び越して、もうつかまり立ちに興味を…!?

つい最近、ようやく苦手なズリバイを克服したかと思ったら、もう目線の高い世界に興味を持ち始めた様子。成長の早さにびっくりしつつも、体幹を鍛えるためにハイハイをたくさんさせたい!と思い、立ち上がるのをなるべく阻止しようと奮闘しております。

一つの目安として、ズリバイは生後7ヶ月、ハイハイは生後8ヶ月頃に身につけ、その後9ヶ月でおすわり、10ヶ月でつかまり立ちをする子が多いと言われています。当然、体の発達には個人差があるので、必ずしもそのような段階を踏むとは限りません。現に、うちのはるくんは7ヶ月ですでにおすわりをしています。

親よりも姿勢が良い…

そのため、生後8ヶ月くらいでつかまり立ちができる子がいてもおかしくはありません。

発達段階の目安

7ヶ月:ズリバイ

8ヶ月:ハイハイ

9ヶ月:おすわり

10ヶ月:つかまり立ち

よく聞く話として、「好奇心旺盛な子は早く立ち上がりたがる傾向にある」とのこと。おそらく、目線の高い世界で色々なものを見たがるのだと思います。

確かに、うちの子はその辺に落ちているものにすぐ手を伸ばしたり、あれこれ口にしたり、テレビや絵本をマジマジと見たりと、とにかくいろんなものに興味を示します。生後1ヶ月頃から色んなところに連れて歩いていたため、目や耳などが未発達ながらもさまざまな情報に触れていたはずなので、その影響があるのかもしれません。

最初の頃こそ、初めての場所を訪れた際にはオドオドしたり泣いたりしていたものですが、最近はどんな場所に行っても落ち着いたものです。それどころか、外出先でも色んなものに目を向けたり、手を伸ばしたりと忙しくしています。

そんな好奇心旺盛な子なので、目線の高い世界に早い段階から憧れているのかもしれません。

色んな情報に自分で触れられるようになるのは、きっと脳の発達にも良いのだと思います。好奇心を満たしてあげた方がきっと本人のためだと思うので、親としてはぜひ早い段階からつかまり立ちをさせてあげたい…

と言いたいところなのですが、ちょっと待った!

つかまり立ちに早く移行するということは、ハイハイをする期間が必然的に短くなります。実は、長い目で見るとこれが体の発達のためにマイナスに働くというのです。いったいどういうことでしょうか?

ハイハイは、転びにくい体を作るための重要なステップ!そう認識したのには、いくつかのきっかけがありました。

はるくんが3ヶ月ぐらいの頃、ベビーマッサージを習いに行った時のこと。その時の講師の方が、「自分の子供はハイハイの期間が短く、すぐに転ぶ子になってしまった」とおっしゃっていました。また、はるくんに体の使い方をレッスンしてくれているKさんも、ご自身の娘さんのハイハイ期が短かったために転びやすい子に育ってしまい、小学生になった現在も苦労されているとのことです。

ハイハイの期間が短いと、体幹が十分に鍛えられず、すぐに転ぶ子になってしまうのだそう。

リアリティある実体験を聞き、ハイハイの重要性を感じ取った私たち夫婦。ここで「つかまり立ちを極力阻止すべし!」という誓いを立てます。

なお、今やメジャーリーグのトッププレイヤーとなった大谷翔平選手は、3歳の頃までハイハイをしていたといいます。もし彼の驚異的な身体能力がハイハイによって培われたものだとしたら、我が子にもぜひ長い時間ハイハイを継続して欲しいものです。

先に述べた通り、ハイハイの期間が短いと転びやすい子になるということでした。

ハイハイにより鍛えられるのは、主に体幹や手、腕の筋肉です。転倒防止には足の筋肉を鍛えれば良いのでは?と考えられがちですが、しっかり立ったり歩いたりするには上半身の絶妙なバランスコントロールが必要不可欠です。そのため、まずは体幹を鍛えるのが非常に重要になります。

また、もし転んでしまった場合、手や腕を地面について体を守る必要がありますが、それは手や腕の筋肉が十分についている必要があります。こういう身を守るための基礎体力もハイハイで鍛える必要があるのです。

実は、ハイハイは脳の発達にも良い影響があるって知ってましたか!?

ハイハイは、右手と左足、左手と右足を交互に出す「クロスパターン運動」と呼ばれるもので、左右の脳を繋ぐ脳梁の発達を促すのだそうです。

そのほか、ハイハイは視覚やバランス感覚、体の位置感覚を統合する動作なので、これらの強調をとる練習を無意識に行うことができます。さらに、空間認識能力や視機能などを高めることができるとも言われており、単に体幹や腕を鍛えるだけの動作ではないことがわかっています。

なので、すぐにつかまり立ちに移行してハイハイの期間を短くしてしまうのは非常にもったいない、というか極めて大きな損失と言えるのです。

はるくんが心地よくズリバイ、ハイハイができるよう、まずはプレイルームに柔らかいマットを敷いています。具体的には、この写真のマット。

膝をついても痛くない程度に柔らかく、しかし柔らかいと言っても適度な反発力があり、 赤ちゃんが運動するにはちょうどいい材質だと思います。

そのほか、我が家には畳の部屋がひとつあるので、そこでも遊ばせるようにしています。畳は適度な硬さのほか、目の方向によっては滑りにくいという特徴があるので、ズリバイやハイハイの際に足に十分な摩擦力がかかり、推進力につながるというわけです。

ズリバイやハイハイが楽しくなるようなおもちゃも効果的だと思います。例えば、コロコロと転がって、追いかけるのに夢中になるようなおもちゃなどがいいでしょう。

我が家の秘密兵器はこれら!

くまさんのメジャーの先にリボンをつけたものと、レモンのオブジェです。いずれも100円ショップで買えます。

メジャーでなくても、紐でもなんでもいいのですが、その先っぽにリボンを結んであげます。それを赤ちゃんの目の前に垂らしてあげると…それはもう、夢中で追いかけます!そのズリバイのペースたるや、一気に部屋の端から端まで駆け抜けてしまうほど。

赤ちゃんはピロピロとしたものが大好きなようで、クッションのタグや紐などによく手を伸ばすのを見かけます。それからヒントを得て、ママが自作したおもちゃです。効果は抜群です。

単なるボールでもいいのかもしれませんが、このレモンのオブジェはその歪な形が効果を発揮します。まっすぐ転がらないので、あっちに行ったりこっちに行ったりと、赤ちゃんの興味をランダムに刺激します。そのため、単調な動きではなく、時には右、時には左と一生懸命に体を使って追いかけることになります。まっすぐ進むだけでなく、横に曲がる動きも鍛えられる優れものです。

はるくんが遊ぶ部屋には、なるべく手が引っかかりやすい家具を置かないようにしました。部屋には授乳用スペースの椅子と机、低い本棚がある程度で、はるくんが手をかけられる場所を極力排除しています。

ひとたび「立つ」という行為を覚えてしまうと、そっちにばかり興味がいってしまい、ハイハイが疎かになってしまう可能性があります。ただの一度もつかまり立ちを許さない!というくらいの気合いで、一日でも長くズリバイ・ハイハイ期を過ごさせたいものです。

ただ、今後、目を離した隙に部屋から出ないようフェンスを設置しようと考えているのですが、それを掴んで立ってしまうのではないか…という心配をしています。

先に紹介したおもちゃは、いずれもはるくんの大のお気に入り!いつも夢中になって追いかけてくれます。手や膝が痛くならないマットを敷いたおかげで、思う存分追いかけられるのも大きいと思います。今はとにかくズリバイやハイハイが楽しい!と思ってくれることが第一と考え、なるべくそれに集中できる環境を保ってあげたいと思います。

ズリバイを始めたばかりの頃に比べて、移動スピードは段違いに早くなりました。おもちゃで遊ぶことが、自然とトレーニングにつながっているのだと思います。

ただし、ちょっと手をかけられる場所を発見すると、つかまり立ちしたそうな仕草を見せることもしばしば…気づいた時はなるべくそこから手を離させるようにしています。

しかし、その一方で、子供がやりたがっていることを無理に奪うのもちょっと違うかなぁ…という思いもなくはありません。最終的には本人のペースを尊重しつつも、できるだけハイハイの期間を長くしてあげられるよう、バランスをとりながら見守りたいと思います。

とうとうつかまり立ちを目指すようになったか…!と、成長を喜びたい一方で、なるべくハイハイの期間を長くとって体や脳、さまざまな感覚を鍛えさせたいという希望もあります。そのため、隙あらば立ってしまうのではないか…?と、日々心配は尽きません。

理想は、立とうとするのを無理に止めるのではなく、「ハイハイがたのしい!」と思ってもらえる環境を維持することだと思います。本人の意思で継続するのが一番良いはずですから。

我が家では、

・手や膝を痛めずに思い切り遊べるよう、プレイマットを敷いた

・赤ちゃんが夢中で追いかけたくなるおもちゃを用意した

という工夫のおかげで、今のところなんとかズリバイを楽しんでくれているようです。また、ズリバイのスピードも短期間で格段に上がりました!このまま順調にハイハイに移行してくれれば…と願うばかりです。

成長のペースには個人差があるので、無理なくハイハイの時間を大切にしていきたいと思います。

意外とこの問題に共感してくれる人も多いのではないでしょうか?実践している良い方法や、同じお悩みなどをお持ちでしたら、ぜひコメントで教えてくださいね!

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