先日、子どもが風邪のような症状を見せ、かかりつけ医を受診しました。しかし、処方された薬では症状がまったく改善せず、別の病院を受診したところ「RSウイルス感染症」と診断されました。しかも、肺炎寸前の状態だったのです。
今回の経験を通じて、「初期症状の見極め」「セカンドオピニオンの重要性」「RSウイルスの怖さ」について学びました。この記事では、私たち親がどのように対応したのかを詳しくお話しします。
最初は「ただの風邪」だと思っていた
ある日、子どもが咳をし始めました。最初は軽い咳でしたが、次第にひどくなり、痰が絡んで苦しそうな様子が見られるようになりました。
「熱がないなら、そんなにひどくないかな?」と思いつつも、咳の苦しそうな様子が気になり、かかりつけ医を受診することにしました。
かかりつけ医の診察と処方された薬
かかりつけ医では、子どもの胸の音を聞いてもらっただけ。特に病名等は言い渡されず、「風邪だろうな」といった感じで診察は終わりました。
処方されたのは、漢方の咳止めと痰を切る薬でした。医師からは「2〜3日で症状が落ち着かなかったら、またきてください」と言われた程度。この時点ではそれほど心配はしていませんでした。
しかし、薬を飲ませても症状は一向に改善せず、むしろ咳がひどくなり、ミルクの飲みもさらに減っていきました。
「本当にこのままで大丈夫なのかな?」という不安が募り、別の病院で診てもらうことを決意しました。
別の小児科を受診すると…まさかのRSウイルス感染
セカンドオピニオンを求め、別の小児科を受診しました。
新しい医師は、詳細な問診の後、すぐにRSウイルスの検査を実施。結果は陽性。さらに「肺炎になるかどうかの分かれ道です」と言われました。
このとき初めて、子どもがただの風邪ではなく、RSウイルスに感染していたことを知りました。
RSウイルスとは?
RSウイルスは、乳幼児にとって特に危険なウイルスです。
- 発熱
- 咳(痰が絡みやすい)
- 鼻水
- 呼吸困難(ゼーゼー、ヒューヒューといった音がする)
- ほぼすべての子どもが2歳までに感染するといわれる
- 重症化すると肺炎や細気管支炎を引き起こす
- ワクチンがなく、特効薬もないため、症状に応じた対症療法が必要
RSウイルスの怖いところは、初期症状が普通の風邪と区別しにくいことです。今回も、「風邪」と思い込んでいたため、肺炎寸前まで気づけませんでした。
適切な治療で回復へ
RSウイルスによる肺炎が疑われるため、以下の治療が行われました。
- 気道を広げる吸入薬
- 吸入器の貸与(自宅で使用)
吸入を始めたところ、子どもの呼吸が少しずつ楽になり、ミルクの飲みも改善。数日後には咳も軽減し、元気を取り戻しました。
セカンドオピニオンの大切さを痛感
今回の件で、「違う医師の意見を聞くことの重要性」を強く実感しました。
- 正しい診断が受けられた
→ 風邪ではなくRSウイルス感染だった! - 適切な治療ができた
→ かかりつけ医では処方されなかった吸入薬で改善 - 親の不安が解消された
→ 原因がはっきりし、安心できた
「かかりつけ医だから大丈夫」と思い込まず、症状が改善しなければ別の医師の意見を聞くことが本当に大事だと感じました。
RSウイルス感染予防のポイント
RSウイルスは感染力が強く、一度感染しても再感染の可能性があります。
家庭でできる予防策
✅ 手洗いの徹底
→ 外出後や食事前後、オムツ交換後にしっかり手を洗う
✅ 室内の清潔保持
→ こまめに換気し、おもちゃやドアノブを消毒する
✅ 人混みを避ける
→ 流行期にはできるだけ混雑した場所を避ける
✅ 体調不良の人との接触を避ける
→ 家族に風邪症状がある場合は、赤ちゃんとの接触を控える
まとめ:親の直感を大切にしよう
今回の経験を通じて、「親の直感を信じること」の大切さを改めて感じました。
「何かおかしい」と思ったら、遠慮せず別の医師の意見を聞く。
子どもの健康は、親が守るもの。これからも、しっかり観察しながら対応していきたいと思います。
同じような経験をされている方の参考になれば嬉しいです。
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咳:痰が絡み、ゼコゼコとした音がする
鼻水:透明で粘り気があり、鼻が詰まっている
食欲不振:ミルクの飲みがいつもの6~7割程度に減少
体温は平熱のまま