【シェルハブメソッド】苦手なずり這いを克服

はるくんが上手にずり這いできなくて困っていたのですが、シェルハブメソッドのおかげで解決しそうです、というお話を書いていきます。

「助産師フェス」で体の使い方を教えてもらってから、はるくんの体の動きが少しずつ良くなってきたように思います。基本の「ぽんぽんむぎゅう®︎」をはじめとして、寝返りに必要となる体の回転や、腹這い運動に重要な手のつき方などを根気よく身につけさせていくことで、体のアンバランスさが少しずつ解消していった感じです。

その時に出会った講師の方に、今は週一くらいのペースで家に来ていただき、継続して体の使い方を教えていただています。有料講座で、我が家にとっては決して安くない金額ではありますが、意外にも即効性があり、みるみる体の動きがよくなっているのがわかるので、続けてお願いしています。

なお、今後何度も登場してもらいますので、いい加減「その時の講師の方」の呼び方を決めないといけませんね…というわけで、その方を今後「Kさん」と呼ぶことにします。

体の使い方を身につけるための前段で大切なことが「体の緊張をほぐす」ことなんだそう。

最近のはるくんの問題は、ずり這いがなかなかうまくできないこと。どうも腕立て伏せの体勢が最近のお気に入りらしく、腕と脚をピーンと突っ張ってしまうことが多いのです。腕を張る際に後ろに下がることはあるのですが、前に進むことは全くできませんでした。

最初のうちは、「おぉ〜!腕も足腰も強いなぁ〜!」と思ってみていたのですが、Kさんにお話ししたところ、これはちょっと良くないとのこと。このままだと、それこそずり這いやハイハイを経験せずに立ってしまう恐れがあるんだとか。

ずり這いをするには、お腹と肘を床にくっつけて、膝を横に開くような動きができないといけないのですが、うつ伏せになるとすぐにこの姿勢に移行してしまいます…

Kさん曰く、「この体勢が先にできるようになって、得意になってしまったから、この動きがやりたくてしかたないんでしょう」とのこと。確かに赤ちゃんは、一度できるようになると、同じ動きを喜んで繰り返すようになる気がします。それがずり這いの正しい動きだったらよかったのですが、はるくんの場合は腕立て伏せの体勢になってしまったというわけです。

この動きの何が良くないのかというと、腰回りから脚が緊張して突っ張ってしまい、膝や骨盤周辺の柔軟性が失われてしまっているので、ずり這いに必要な膝の動きが実現しにくいのです。なので、はるくんの場合は第一段階として「体の緊張をほぐす」ところから始めていく必要があるのです。

※以降、本当は写真付きで説明できればいいのですが、有料講座の内容なので、あまりこういうところに載せるのは良くないかなぁ…と思い、今のところ掲載を見送っております。

Kさんは、はるくんの背中から脚にかけて「ぽんぽん」を繰り返して緊張をほぐすワークをしていました。特に骨盤周りを入念にやってくれています。

赤ちゃんを寝かしつける時も、胸や背中を軽く「ぽんぽん」することで、リラックスして入眠しやすくなるように思います。それの応用で、「ぽんぽん」することで体の緊張をほぐすのだとお思います。

一通り「ぽんぽん」が終わったら、今度はお尻に手を置いて、お腹を床にくっつけるイメージをつけながら、骨盤を右に左に軽くひねってあげるワーク。これにより、ずり這いの時の腰の回し方をイメージさせるようです。これをやりながら下半身の緊張をほぐし、頃合いを見計らって、うつ伏せのまま膝をグッと前に出してあげるワークをすることで、「あなたの膝はこういう動きができるんだよ」ということを教えてあげます

そして、下半身のワークを終えたら、次は腕の使い方。手のひらを床につけて、肩を支えながら腕を後ろに押し出すことで、体を前に運ぶイメージをつけてあげます。

この流れをやってもらったところ、下半身が緊張しにくくなったのか、腕立て伏せの体勢をとる頻度が減りました。そして、少しずつですが腕を使って前に進むようになったのです。ずり這いができなくて困っていた私たちにとって、それは驚きの光景でした。1〜2回程度の講座でずり這いの形ができてきたことについては、驚きを通り越して戸惑いすらあります。

ずり這いの形ができてきたとはいえ、まだまだ動きはぎこちないです。今後、もっと前に進む練習をさせるためには、お気に入りのおもちゃをギリギリ手の届かないところに置いてあげるのが良いのだそう。近すぎるとすぐにおもちゃに手が届いて、そこで遊んでしまいますし、遠すぎると早々におもちゃをめざすのを諦めてしまいます。「頑張れば手が届く」距離を見極めることで、あと一歩、あと二歩をずり這いでなんとかしようとするわけです。

うちの場合、はるくんが目一杯手を伸ばしたところから20〜30cmくらいのところにお気に入りのおもちゃを置きます。すると、なんとか頑張っておもちゃにたどり着こうと、必死でずり這いをしてくれます。これを繰り返すことで、少し前では想像もできなかったくらいにスムーズに前に進むようになりました

Kさんの講座では、単に体の使い方を教えるだけではなく、離乳食の食べさせ方から歩き方、その際の靴の選び方まで、様々なことを教えてくれます。

Kさん自身もお子さんがいらっしゃるのですが、そのお子さんがつかまり立ちに移行する前にほとんどハイハイを経験しなかったために十分に体幹が鍛えられず、転びやすい子に育ってしまったという苦い経験を持っているのだそう。また、離乳食を与える際に「舌の動き」をあまり意識せずに食べさせていたがために、口がきちんと育たず、お子さんは現在マウスピースを着けているのだとか。

Kさんがシェルハブメソッドに出会ったのは、お子さんがある程度大きくなってからでした。自分の子の大事な時期には間に合わなかった…子どもが小さい時に正しい体の使い方を教えられていれば…という後悔があるそうです。そして、それと同時に「自分と同じ思いをする人を一人でも減らしたい」と考えるようになったそうです。

そんな強い思いで開かれている講座だということを知ったのは、少し後になってからですが…ともかく、私たちは素晴らしい講師に出会えたと感じています。

もし、ご自身のお子さんの体の動きを見て「これでいいんだろうか…?」という疑問をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度シェルハブメソッドに触れてみることをお勧めします。

ランキング参加中!よろしければポチッとお願いします!

ブログランキング・にほんブログ村へ