離乳食って、「赤ちゃんのため」ではあるけれど、どうせ作るなら大人も一緒に楽しめるものがいいと思いませんか?
今回はそんな「大人にとっても美味しい離乳食」シリーズの第1弾として、ムキサメのおやきをご紹介します!

シンプルな素材で作るやさしい味わいながら、オリーブオイルとチーズの香ばしさで、大人が食べても「おつまみにしたい!」と思える一品です。
ムキサメってどんな魚?離乳食に使えるの?
「ムキサメ」と聞いて、馴染みのない方も多いかもしれません。実は、ムキサメはサメの仲間(主にネズミザメ)で、東北地方では定番の魚です。
身は淡白でクセがなく、ほどよくしっとりしていて、骨が少なくて扱いやすいのが特長。加熱しても固くなりにくく、離乳食にぴったりなんです。
我が家ではたまたま地元スーパーで見つけたのがきっかけでしたが、今では冷凍ストックの定番に。魚の臭みが苦手な大人にもおすすめです。
材料と分量(大人+赤ちゃん1回分)
今回の「ムキサメのおやき」は、離乳食後期(9〜11ヶ月ごろ)を想定したレシピです。アレンジすれば大人のおかずにも◎。
- ムキサメ(切り身)…1切れ
- じゃがいも(中)…2個
- 粉チーズ…大さじ1
- 日本酒…大さじ1
- 片栗粉…大さじ2
- オリーブオイル…小さじ2
※粉チーズは無塩タイプがおすすめですが、使用量が少ないため通常のものでもOK。塩分が気になる場合は、大人用と赤ちゃん用で焼く前に取り分けてください。
作り方(所要時間:約15〜30分)
STEP1:じゃがいもを加熱
じゃがいもの皮をむいて、厚めにスライス。耐熱容器に入れてふんわりラップし、600wで約3分レンチン。
→ ほくほくになればOK。

STEP2:ムキサメを加熱
ムキサメの切り身は耐熱容器に入れ、日本酒をふりかけてラップ。600wで約2分加熱。
→ 蒸し焼きのような状態になります。火が通っていればOK。

結構な確率で爆発するので、様子を見ながら加熱してください。
STEP3:全体を混ぜる
じゃがいもとムキサメが冷めたら、ポリ袋に入れる。粉チーズと片栗粉も加え、袋の上からよくもんでなじませる。
→ ムキサメは手でほぐすと繊維状になり、じゃがいもとよく混ざります。

片栗粉の量によって固さが決まります。固めに仕上げたい時は、大さじ3くらい入れても良いでしょう。逆に、柔らかめに仕上げたい場合は大さじ1にしても良いでしょう。
さらに、大さじ1程度の水を混ぜると、まとまりがよくなります。
STEP4:成形する
袋から適量取り出し、手で食べやすいサイズに丸める。軽く平たくして焼きやすく。
→ 赤ちゃん用は小さめ・薄めにすると食べやすいです。

STEP5:焼く
フライパンにおやきを並べて、上からオリーブオイルを全体に回しかける。中火で焼き色がつくまで、両面しっかり焼く。
→ 香ばしい焼き色がつけば完成!

↓↓このくらいの焼き色になったら、ひっくり返しましょう。

実際の赤ちゃんの反応は?
我が家のはるくん(11ヶ月)は、この「ムキサメのおやき」を手づかみでパクパク!
これまで、魚は好きでも嫌いでもない様子だったのですが、このおやきは最初に手を伸ばしてしまうほど好きなようです。
- 表面がカリッとしていて、手で持ちやすい
- 淡白だけどチーズのコクがあり、食べやすい味
- 魚の繊維がじゃがいもに混ざって、やわらかく飲み込みやすい
大人にとってもちゃんと美味しい!
離乳食って、味が薄くて大人が食べると物足りないことが多いですが、このおやきは大人にとっても十分に美味しいです。
粉チーズのうまみとオリーブオイルの香ばしさ、ムキサメの淡白な風味が絶妙。
粗挽き黒こしょうをふりかけて、ビールと一緒に楽しみたい味です!
また、余った分は翌朝の朝食にもピッタリ。冷蔵で保存すれば翌日もカリッと焼き直せますし、焼き上がったものを冷凍でストックしておいて、何日かに分けて食べることだってできます。
離乳食と“大人のごはん”をつなぐレシピに
育児中の食事作りって、とにかく手間と時間がかかります。
でも、こんなふうに「赤ちゃんにも、大人にも」美味しいメニューがあると、一気にラクになるし、食卓も楽しくなると感じました。
「これは赤ちゃん用」「これは大人用」と分けすぎるのではなく、“どちらも食べられるベース”を作って、後から味を足すスタイルがとても現実的です。
アレンジアイデアいろいろ
気に入ったら、こんなアレンジもおすすめ:
- じゃがいもをさつまいもやかぼちゃに変更
- ムキサメの代わりにタラやサバ(水煮缶もOK)でアレンジ
- 焼き上げた後、大人用にはケチャップやハーブソルトをプラス
離乳食の進み具合や味覚に合わせて、自由にアレンジができるのもこのおやきの魅力です。
まとめ:ムキサメのおやきは、親子で楽しめる“はじめての魚レシピ”にぴったり!
魚が苦手な赤ちゃんでも、じゃがいもと合わせることで驚くほど食べやすくなる「ムキサメのおやき」。
焼くだけで香ばしさが出るので、大人のごはんとしても大満足の一品になります。
「離乳食づくりがしんどい…」「毎回別々に作るのが面倒…」そんな方にこそ、赤ちゃんと大人が“同じものを楽しむ”スタイルを試してほしいと思っています。
ぜひ一度、試してみてくださいね!
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