ダウン症の原因の染色体を除去できる!?

高齢で子供を授かった故の不安の一つが、ダウン症などの遺伝的な病気に関すること。以前、NIPT(出生前遺伝学的検査)を受けた話をブログに書いたことがあります。

この検査を受けて、もし自分の子供がダウン症と診断されたら…非常に苦しい決断をすることになるかもしれない…という話をしました。

ところが今日、ネットニュースで驚きの見出しがありました。ダウン症の原因の染色体を除去できるというのです。

現段階で、染色体除去の成功率は37.5パーセントということで、今のところそれほど高いとは言えない確率ですが、今後より除去率の高い方法が確立されるかもしれません。

記事の最後を引用します。

橋詰医師は「昨今の出生前診断にまつわる『生む・生まない』の議論に『治療する』という新しい選択肢を提示できれば」と話しています。

ダウン症に「治療」という選択肢ができるのは革命的なことだと思います。NIPTで陽性の結果を受けたとしても、そこで悲観することなく、前を向ける未来がやってくるのかもしれません。

晩婚化が進み、必然的に高齢出産となる場合が増えてきた今の世の中に光を当てる研究成果だと思います。

また、これを受けてNIPTの需要も増えてくるのかもしれません。NIPTの需要が増えれば、今後保険の適用等により安価に受診できるようになる可能性もあります。そうすれば、例えば40歳を過ぎたからといって簡単に子供を諦めずに済む未来が来るかもしれません。そういった面で、少子化に、ひいては人口減少に歯止めをかける研究成果とも言えるかもしれません。

高齢出産を経験した夫婦として、他人事とは思えないニュースだったので思わず記事にしてしまいました。この研究の成功を心から願っています。

ブログランキング・にほんブログ村へ