はるくんが2ヶ月を迎えようというある日、近所のショッピングモールで「助産師フェス」なるイベントが開催されました。病院でママの担当をしてくれていた助産師さんが紹介してくれたイベントで、さまざまな経歴の助産師さんがブースを構え、色々なことを教えてくれるというものです。しかも無料!初めての子供で、育児に関する知識がまだまだ乏しい私たちだったので、情報収集のために行ってみることにしました。
そこで、私たち夫婦は運命の出会いを果たすことになります(意味深)。
「赤ちゃんのからだのうごき」という講座に目を引かれて
イベントのチラシの中に気になる言葉が。
「赤ちゃんのからだのうごきを見てみよう」
病院の助産師さんから、「はるくんが生後1ヶ月になったら、腹這い運動をどんどんさせてください」というアドバイスをいただいていました。そのため、毎日10分程度ずつ腹這い運動をさせていたのですが、うちの子はどうも苦手なようで、途中で泣いてしまいます…初めのうちはそういうもんだろうと思い、あまり気にせずに続けていたのですが、腹這い運動開始から1ヶ月が過ぎようとしているタイミングでもあまり上達していないように見えて、心配になってしまいました。
そんな中で飛び込んできたのが、先ほどの「赤ちゃんのからだのうごきを見てみよう」という言葉。もしかしたら、うちのはるくん、体の使い方が間違っているのでは?と心配になり、この「からだのうごき」の先生に見てもらうと思いました。
今になって思えば、これが運命の出会いだったように思います。
シェルハブメソッドを体験
当日の講師の方は、「シェルハブメソッド」という方法に基づいて、赤ちゃんの体の動きを開発している方で、実際に体に触れながら子供を見てくれました。当日の体験で特徴的だったのが、「ぽんぽんむぎゅう®︎」という取り組み。
ぽんぽんむぎゅう®︎
赤ちゃんの手や足に刺激を与えて、どこが自分の手足なのか、どこまで指が伸びているのか、といったことを赤ちゃんに教えるものです。「赤ちゃんの体の地図を作ってあげる」ということのようです。
こういうことをちゃんとやってあげることで、姿勢やバランスを保ったり、力を加減したりできるようになるんだそうです。
まずは、赤ちゃんの腕や脚を大人の手で「ぽんぽん」と叩き、「ここがあなたの右脚ですよ〜」「ここがあなたの左腕ですよ〜」と教えてあげます。続いて、ぽんぽんした部位を両方の掌で包み込むような感じで、骨を感じるまで「むぎゅぅ〜」っと数秒圧迫します。数秒圧迫したら、じわ〜っと力を緩めます。急激に手を離すのではなく、徐々に力を緩めます。それぞれのポイントは以下の通りです。
・ぽんぽんに続けて、掌で「骨を感じるまで」圧迫する。
・数秒圧迫したら、じわ〜っと力を緩める。
圧迫が終わったら、足の甲や裏、手の甲や手のひらを親指で擦って、「ここが足だよ」「ここが手だよ」ということを教えてあげます。最後に、それぞれの指を付け根から先まで触ってあげて、どこからどこまでが指なのかを教えてあげます。
手足のほか、腰回りや背中など、あらゆるところに刺激を加えることで、体の地図を作っていきます。
効果は意外と早く出る??
イベントのブースで、はるくんに実際に「ぽんぽんむぎゅう®︎」をやってもらいました。加えて、講師の方は、はるくんの手のつき方や脚の使い方、骨盤の状況などに至るまで細かく見てくれました。
少し見てもらった程度でそんなに劇的な変化が出るとは期待していなかったのですが、驚く結果に。講師の方に一通り触れてもらった後、はるくんに改めて腹這い運動をやってもらうと、いつもより嫌がる素振りがないのです。姿勢が安定するようになったと思います。曰く、手の使い方ひとつでも動きがだいぶ変わってくるとのこと。誤った体の使い方をすると、腕や肩などに余計な負担がかかり、腹這い姿勢が続かないということなのかもしれません。
腹這い運動が上手になっただけではありません。体をコロコロと動かすようになり、2ヶ月目前にして寝返りを打ちそうな気配。赤ちゃんだから吸収が早いのでしょうか?体の使い方を覚えると、ここまで動きが変わるものなのかと驚きました。
そのブースで教わったことは今でも家庭で続けており、そのおかげか、月齢に応じた体の動きは獲得できているように思います。また、はるくんが6ヶ月になった今もその講師の方にはお世話になっており、定期的にはるくんの体の動きを見てもらっています。シェルハブメソッドのその後については、機会があればまた書きたいと思います。
ランキング参加中!よろしければポチッとお願いします!
・「ここが〇〇くんの右脚ですよ〜」など、体の部位の名称を言いながら叩く。
・叩く強さは、手を重力でストンと落とす程度。