日々の出来事や、そのときに感じたことを記録に残しておきたい。
そう思って日記を始めても、なかなか続かない。そんな経験はないでしょうか。
僕も以前は、スマートフォンやパソコンで日記を書いていました。
ところが、忙しい日が続くと、どうしても記録が後回しになってしまいます。気づけば1日、2日と空いてしまい、まとめて書こうとすると、今度はそれが面倒になってしまう。
加えて、元来僕はとんでもない三日坊主。よほど熱中できるものでない限り、何かを始めても尻すぼみになってしまうことがほとんどでした。
そんな僕が、今も日々の記録を続けられているのは、文章を書くのではなく、声で話すようにしたからです。
今回は、僕が日記から音声での記録に切り替えた経緯と、実際に続けてみて感じたことを書いてみます。
日記を始めたものの、なかなか続かなかった
僕が日々の記録を残そうと思った理由のひとつは、以前よりも物忘れが増えたように感じたことでした。
年齢のせいなのか、仕事や家事、育児で忙しいからなのか。それはよくわかりません。
ただ、ふとしたときに「そういえば、あのとき何をしていたんだっけ?」と思うことが増えました。
せっかくなら、日々の出来事を記録に残しておきたい。
子どもがどこに出かけたのか、何を食べたのか、どんなことが楽しかったのか。自分がその日に何を考え、何を感じていたのか。
そういったことを、あとから振り返れるようにしておきたいと思ったのです。
そこで、2026年の初めごろから、Notionを使って日記を書くようになりました。
しかし、実際に始めてみると、思ったほど簡単ではありませんでした。
文章で記録するには、ある程度まとまった時間が必要です。
その日にあったことを思い出し、何を書くか考え、文章にする。時間がない日は、これがなかなか難しい。
1日くらい書けなくても、翌日に書けばいい。
最初はそう考えていましたが、忙しい日が続くと、書けなかった日が少しずつ増えていきました。
数日分をまとめて書こうとすると、さらに大変です。
記録を残すために始めたはずなのに、いつの間にか「日記を書かなければいけない」という負担になりかけていました。
文章を書く代わりに、声で記録してみることにした
そんなときに知ったのが、音声で日々の記録を残す方法でした。

YouTubeなどで情報を集めているうちに、音声を文字に変換する技術が以前よりも使いやすくなっていることを知りました。
それなら、わざわざ文章を書かなくても、話した内容を記録に残せるのではないか。
そう思い、2026年の春ごろから、音声で記録する方法に切り替えました。
使っているのは、iPhoneに標準で入っている「ボイスメモ」です。スマートフォンに向かって、その日にあったことや感じたことを話すだけ。
最初からきれいにまとめる必要はありません。
仕事であったこと、家族との出来事、うれしかったこと、少し嫌だったこと。
思いついたことを、そのまま話していきます。
話があちこちに飛んでも構いませんし、うまく言葉にできなくても構いません。
文章を書くときは、どうしても「わかりやすく書こう」「きれいにまとめよう」と考えてしまいます。
場合によっては、人に見せるわけでもないのに、格好よく書こうとしてしまうこともあります。
でも、自分のために残す記録なら、そこまで気を遣う必要はありません。
むしろ、自分の頭の中にあることを、そのまま外に出すくらいの感覚のほうが、僕には合っていました。
1日5分くらい。無理に長く話す必要はない
僕が音声で記録するのは、主に夜です。
夕食や子どものお風呂、寝かしつけなどが終わり、家事の合間に少し時間ができたときに録音しています。
時間は、だいたい5分くらい。
特に何もなかった日は2〜3分で終わることもありますし、話したいことが多い日は9〜10分になることもあります。
毎日必ず5分話す、と決めているわけではありません。
その日にあったことを思い出しながら、話したいことを話す。それだけです。
忙しい日もありますし、疲れていて、あまり話す気になれない日もあります。
そんな日に、無理に長い記録を残そうとすると、かえって続かなくなってしまうと思います。
記録すること自体が目的になってしまっては、本末転倒です。
大切なのは、毎日立派な記録を作ることではなく、無理なく続けられる形にすることだと思っています。
もちろん、録音できない日もあります。
そんなときは、翌日に前日のことを思い出しながら話すこともあります。ただ、やはり時間がたつと忘れてしまうことも多いので、できればその日のうちに残しておきたいところです。
それでも、以前のように何日分も文章を書かなければならないと考えることはなくなりました。
うまく話せなくても、あとから整理すればいい
音声で記録するようになって、もうひとつ気が楽になったことがあります。
それは、話した内容を最初からきれいに整理する必要がないことです。
僕の場合、日々の記録は、あとから文字にして読み返すこともあります。
最近は、iPhoneのボイスメモで文字起こしをして、その文章をChatGPTに渡し、内容を整理してもらっています。
話しているときは、順序立てて説明しようとしなくても大丈夫です。
思いついたことから話していき、話題が変わっても、そのまま続けます。
あとから読み返してみて、必要なら修正すればいい。
最初から完成された文章を作ろうとしなくていいと思うと、記録を残すことへのハードルがぐっと下がりました。
もちろん、音声で話すことが誰にとっても文章を書くことより楽だとは限りません。
人によっては、文字を打つほうが気楽かもしれませんし、声に出して話すのが苦手な人もいると思います。
ただ、もし「日記を残したい気持ちはあるけれど、書くのが面倒で続かない」と感じているなら、音声で記録する方法を試してみる価値はあると思います。
続けるために、最初から頑張りすぎない
日記に限らず、何かを習慣にしようとすると、最初からきちんとやろうとしてしまいがちです。
毎日書く。ある程度の長さを書く。読み返してもわかりやすい文章にする。
もちろん、そうした記録を残すことにも意味はあると思います。
でも、最初から高いハードルを設定してしまうと、忙しい日や疲れている日に続けるのが難しくなります。
僕の場合は、文章を書くことをやめて、話すだけにしたことで、日々の記録を続けやすくなりました。
今では、音声で記録を残すようになってから半年以上がたちます。
以前のように、書けなかった日がたまっていくことへの負担を感じることも少なくなりました。
何かを続けたいと思ったとき、必要なのは、いつも以上に頑張ることだけではないのかもしれません。
頑張らなくてもできる形に変えてみる。
それだけで、今まで続かなかったことが、少しずつ続けられるようになることもあると思います。
もし日記が続かなくて悩んでいるなら、まずはスマートフォンの録音機能を使って、今日あったことを1分だけ話してみてはいかがでしょうか。
きれいに話す必要も、毎日長く話す必要もありません。
「今日はこんなことがあった」
それだけでも、立派な記録の第一歩だと思います。
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